
講師をお願いした、川端伸子さんには、厚生労働省 社会・援護局 成年後見制利用促進室の利用促進専門官として、成年後見制度利用促進の業務に従事されていた、令和2年5月に「いつまでもその人らしく生きること」を支援する〜市民後見人と意思決定支援について〜という演題でオファーしてご快諾いただいていたところ、新型コロナ感染症のため中止になったという経緯があったので、今回、こうしてお話を伺えることを嬉しく思いました。

講演会には当法人の役職員、活躍いただいている市民後見人の方をはじめ、この地域の市役所職員、社会福祉協議会、地域包括支援センター、障がい者関係等の権利擁護支援に携わっている方、権利擁護支援に関心のある方、54名の参加がありました。

参加者の感想のほんの一部を紹介します。
〇包括職員になって経験が浅いので、制度、概要から教えていただき改めて勉強になりました。普段の相談支援、モニタリング訪問でも意思決定支援のポイントを思い出してご本人と接していきたいと思います。
〇周りから見て、一見不合理に見える選択も、本人の意思を持って行うことについては、意思決定の支援をしていく。という言葉がとても印象的でした。私たちや一般的にみて正解、安定したした選択をできることがベストという訳ではないということが今日の学びでした。本人様が自分で決められたという実感がもてるような支援をしていきたいと思います。
〇本人の意思決定にあたり、本人の「おそれ」「自己抑制」「あきらめ」があるか感じる必要があると思った。コミュニケーションがとても大切だと思いこれからも対応していきたい。
〇日ごろの自分の支援を見直す良い機会になりました。本人中心支援を忘れず、意思決定支援の原則を肝に銘じて支援していきたいです。
〇私(本人)の視点から考える。「愚行権」も尊重。失敗しても経験 どんな選択も間違いではないチームでで考えることが大切。
〇今後の制度の方向性を知ることができて、制度の必要性を考えて対応したいと思いました。権利擁護支援を推進する者として大変勉強になりました。ありがとうございました。
などなど。今後の権利擁護支援活動に活かしていきたいなと感じます。

当日の資料やアンケートの概要は、ホームページの更新(7月を予定)にご案内できると思います。