2020年11月12日

市民後見人養成研修3日目

市民後見人養成研修3日目
小雨が降りだし、肌寒い中、会場もいつもとは違う、豊川市文化会館中会議室で、第3回目の市民後見人養成講座を開催しました。
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午前中は、豊川市社会福祉協議会 豊川市成年後見支援センター所長の柘植仁美氏より、日常生活自立支援事業について、成年後見制度との制度上の比較や実際の事例を通しながら権利擁護支援について大変わかりやすく講義をいただきました。
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講義と合わせて「権利擁護で暮らしを支えるpartUー権利擁護支援センターのある町ー」の視聴をしました。日常生活自立支援事業も成年後見制度もご本人の生活を支援する道具の一つという感覚を大切にしたいと感じました。
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本日は会場が違うため、少し(15分ぐらい)長めの昼食タイムを設定したためか、ランチされる受講者が多くみえましたが、時間にはすべての受講者がそろいました。

午後の講義は、「対人援助の基礎」と題して、対人援助の基本と生活支援について愛知県社会福祉士会愛知ぱあとなあセンター成年後見研修委員会担当理事の纐纈光幸氏より講義をいただきました。
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講義の前半は成年後見制度の特色や意思決定支援の必要性と重要性についての基本姿勢を後見人として、ケアマネジャーとしての体験談等の具体的な事例をとおして大変わかりやすい講義をいただきました。後半は対人援助の基本として、面接時の態度と姿勢及び面接を展開する技法を経験談を交えながら説明いただき、対人援助の技術として「バイステックの7原則」について原則論にとどまらず、ロールプレイをとおして実際に被後見人役は「安心できたか?」「受けてもらえたか?」「母親に会いたいという思いを実現させてもらえたか?」。後見人役としては、「〇〇だから・・」「自分の価値観の押し付けになっていないか?」という視点に陥っていないか確認ができました。
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フィードバックタイムBは、タイトルテーマを成年後見制度の利用を始めました@−成年後見制度の理解を深める−としました。前回の権利擁護支援の必要性で明らかになったニーズを再確認したうえで、本人情報シート(事例シート)から本人のおかれてる状況と本人の意思を読み解きながら解決する方法をグループで検討してもらいました。
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親族の支援があればなんとかなる?親族の思いと本人の思いは同じ?そもそも「権利擁護支援」って?事例シートで本人ができていること、していることを大切にしながら解決方法を模索されるなど、いろんな視点で検討がされていました。自由な雰囲気でいろんな意見をだしすあうことができてよかったなと思います。
次回の予告。いよいよ成年後見人が就任します。講義などで学びながら、さらにその理解が深まるような時間をつくれたらと思います。
posted by 事務局長 at 18:38| Comment(0) | 日記

市民後見人養成研修2日目

市民後見人養成研修2日目 令和2年10月31日(土)
豊川市商工会議所の第1、第2会議室にて、市民後見人養成講座の2日目を開催しました。
本日は実際に活動されている2名の方が聴講されました。
最初の講義は「市民後見概論」。当法人代表の長谷川卓也氏より講義をいただきました。
「どうして市民後見人が求められているのか?」を皮切りに成年後見制度の動向について制度利用者の20年間の動向と第三者後見人の増加を取り上げ、第三者後見人の内訳を整理しました。市民後見人の制度上の経過とこの地域にある「後見実施機関」の状況についてふれたうえで、市民後見人が増えていないことの課題と市民後見の形について説明をいただきました。
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本日2コマ目は、愛知県社会福祉士会理事の柴田圭吾氏より社会保障制度概論の一つのテーマとして生活保護制度について講義をいただきました。歴史的な背景から、生活保護制度に従事されていた観点をとおして、生活保護制度の概要や手続きの方法、現状について従事した者でしか得ることができない視点からの講義で大変興味深く、わかりやすい講義だった思います。
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昼食の休憩時間の後は、3コマ目として「財産管理と身上保護」と題して、きとう成年後見事務所の鬼頭陽子氏より講義をいただきました。財産管理については、預貯金の管理とその方法や必要な費用の支払いと注意点や、居住用不動産の処分の方法、消費者被害や税金について等と、大変幅広い内容ではありますが成年後見人等として押さえておかなければならないことについてわかりやすくご講義いただき、後半は身上保護の内容として対人支援の視点で本人との関係づくりや本人を取り巻く人との関係づくりと具体的な事例などとおして実践者の視点でイメージのしやすい講義だったと思います。
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休憩をはさんでフィードバックタイムAは、権利擁護支援の必要性と題して、受講者の方に絵を見ていただき、その絵から「支えあいの支援があれば解決できること」、「支えあいの支援では解決できないこと」「どちらとも言えない」の3つに分けて読みとっていただき、読み取った内容についてグループワークでシェアし、グループワークとして再度確認をしていただきました。
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権利擁護支援の始まりは、本人の生活状況の確認とニーズの読み取りだと思います。表現されるニーズと合わせて表現されていないニーズをどのようにくみ取るかも大事なことかなと思います。
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前回同様、グループワークは活発な意見交換ができました。全体発表でグループごとに発表をしていただき全体の共有をしました。

posted by 事務局長 at 12:12| Comment(0) | 日記

2020年10月31日

市民後見人養成講座 第1日目

2020年度日本郵便年賀寄付金「成年後見制度利用促進のために市民参加の法人後見をシステムとして地域に定着させる事業」としての市民後見人養成講座の第1日目を2020年10月17日(土)豊川商工会議所の第1・2会議室で開催しました。
初めに、オリエンテーションとして、長谷川代表より開講のあいさつをいただきました。
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いよいよ、講座の始まりです。第1日目の最初の講座は成年後見制度概論として、弁護士の平野由梨先生より「成年後見制度とは」と題してご講義をいただきました。
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成年後見制度の内容、法律行為として難しく感じてしまう、後見人等としての権限、支援の内容について大変わかりやすく、状態がイメージできるよう、ご自身の体験や具体例を多く取り上げ、2時間の講義があっという間に過ぎました。成年後見制度に初めてふれる受講者の質問にも応じながらご教授をいただきました。
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1時間の昼食休憩をはさんで、午後からは、2時間「市民後見人のすすめ」と題して、わたくし(工藤)より、市民後見人が求められるに至った社会的背景や親族後見人や専門職後見人との違い、一般的なボランティアとはちょっと違う側面があること、成年後見利用促進法等にある市民後見人の位置づけについてお話させていただきました。
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今回の市民後見人養成講座の特徴として毎回、最後の1時間程度を「フィードバックタイム」として設定しています。これは、養成講座の事業申請した時には、「コロナ」の「コ」の字もなかったときですが、採用されたときには新型コロナウイルスがニュースで取り上げられ始めていました。そうした中、講師の派遣要請等、過去4回ほど実施してきたとおりの養成講座の実施が困難になるという見通しがあったので、当法人にある人材を活用して一講座を10回することになったものです。
今回は、「市民後見人のすすめ」の後、10分休憩をして、「対人支援で大切にしたいことについて」をテーマにして「自己覚知」と「価値観」について受講者の方にグループワークをとおして考えていただきました。初めて顔を合わせるかたも多く、最初は緊張気味に自己紹介からすすめましたが、「価値のランキング」というワークではどのグループも盛り上がっていました。
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posted by 事務局長 at 14:16| Comment(0) | 日記