2019年04月25日

成年後見学習会を開催しました

平成31年1月26日(土)13時30分〜16時30分豊川商工会議所 第1・2会議室にて、豊川市市民協働事業補助金事業としての権利擁護支援(成年後見制度)の普及・啓発と多職種連携によるネットワーク構築プロジェクト事業を開催しました。プロジェクト最後の事業として、成年後見制度の実務について、当法人の職員及び市民後見人候補者名簿に登録し活動している市民後見人の方の、後見事務活動事例をとおして、成年後見制度の実際を学ぶことを目標としました。サブタイトルを〜成年後見制度のココが知りたい〜皆さんの疑問にお答えします。とした事例報告+グループワークの参加型の成年後見学習会となりました。事前申し込みが26名、当日出席者は24名でした。
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 成年後見制度の疑問をある程度事前にリサーチして、当法人が対応している実際に市民後見人として活動されている方の事例を中心に次の4点のテーマについて、事例報告をしていただき、その後、テーマに基づくグループワークを行いました。
 事例報告@として、市民後見人の池田進氏より、「死後の事務について」と題して当法人が平成27年に作成した、市民後見人ミーティング検討資料「被後見人が死亡した場合の対処方」と家族関係図をもとに実際の流れなどを報告していただきました。死後事務は家事手続法が改正され成年後見人が対応できる点が明文化はされましたが、とても難しい対応が求められます。
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 事例報告Aとして、市民後見人お世話係の杉山智子氏より「身上監護について」と題して、個人受任されていた方が事務の継続が難しくなり、当法人が事務を引き継ぐ中で、本人の意思を確認しながら一つひとつ丁寧な方法でご本人との関わりを築きながら、生活環境の整備を進めた報告をしていただきました。
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 事例報告Bとして、市民後見人の足立和男氏より「被後見人の配偶者が外国籍」と題して、グループホームから病院へ、病院から専門的な病院へと、入退所を繰り返す中で、その手続きにおける書類について被後見人の外国人の配偶者とのコミュニケーションの困難さや課題、家族全体に目を向けた時に、子どものことなど、ご本人のみの支援ではなく、複合的支援の必要性を報告していただきました。
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事例報告Cとして市民後見人の丸山智子氏より被保佐人との関わりと題して、報告者が市民後見人養成講座を修了され、名簿登録された時から、本日に至るまでの経緯、担当している知的障がいのあるご本人の支援状況について、毎月、顔をみて話をすること。一つひとつ丁寧に整え、本人が困らないようにすること。本人が安心して笑顔で暮らせるように寄り添っていくことを大切にしていることを、時系列にまとめて具体的に報告いただきました。
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学習会後のアンケート結果は次のとおりです。 

(アンケート回収 15名分)
1.事例報告について
  大変満足:9名  やや満足:4名  やや不満足:0名  不満足:0名 
無回答:2名
2.グループワークについて
  大変満足:9名  やや満足:4名  やや不満足:0名  不満足:0名
  無回答:2名


アンケートの自由記載については次のようなご意見・感想をいただきました。
【3.学習会をとおして感じられたこと、何でも結構ですのでご自由に記載ください。】
☞事例それぞれ対応レベルと内容は差有れど、誠意対応されよい関係が成立している事も感じられ、大変勉強になりました。
☞GWの中で皆さんの意見を聞かせて頂けて勉強になりました。自分の担当している方の、今後のやるべき仕事がわかりました。
☞いろいろな立場の人の自由な意見交換ができて有意義だった。
☞大変勉強になりました。今後もこうした企画を継続していってください。
☞死後の事務をどこまでかかわるか?参考になった。(様々なケースに対応するマニュアルがあるとよい。)
☞内容はよかった。(充実した内容) ☞ネットワークの必要性を感じた。☞時間がもっとほしかった。
☞関係機関の連携の必要性。     ☞勉強になりました。
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☞実践されている内容が大変素晴らしく、頭がさがりました。活動内容も多岐に渡り、後見センターの意気込が伝わってきました。これからもよろしくお願いします。みなさんと話ができて元気をいただきました。
☞4名の発表とGWメンバーの実例を聞き、大変参考になりました。
☞他の職場で働いている方も一緒だったので、幅広い意見が聞けた。
☞実際に後見人、保佐人を行っている話を聞いて、とても参考になりました。様々な制度を知っておくことが必要だと思いました。また、ネットワー ク作りが必要ということを学びました。
☞事例は参考になりました。日常の活動の中で、同じような状況があるので参考にさせていただきます。
☞障がい者が65歳になった時の対応。(障がい者施設の対応)
☞ご本人の権利擁護なのですが、後見人はどこまで踏み込んで支援活動をするべきなのかが問題かと考える。
☞日本の法制度そのものが問題?かつては、行政(福祉事務所)が動いていたのですが、2000年以降、力不足になってしまいました。
☞今まで、後見人は文字だけの世界であったが、直接苦労されている後見人に会えてよかったです。

【4.NPO法人東三河後見センターへの質問、ご意見、ご希望などがありましたらお聞かせください。】

☛後見センターという所があるという事をもっと多くの方々に知っていただく事が大事だと思います。
☛ミーティングに参加し実例を聞きながら活動の幅を広げより深い実践をしていきたい。
☛東三河後見センターについて介護保険のケアマネはあまり知らないかも…。介護保険の提供票交換会で担当者会議が3カ月に1回ぐらいあるので、その時に紹介していただくのも一つの方法では…。
☛特に身上監護の面では、ていねいにできていると感じます。しかし、今後受任ケース数が増えた場合、後見人ひとりが困難事例にどこまで対処できるのか問題になると思います。
posted by 事務局長 at 11:50| Comment(0) | 日記
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