2023年08月30日

令和5年度新城市市民後見人養成講座基礎研修B

令和5年8月26日(土)
基礎研修の3日目。基礎研修最終日。
受講者19名(20名)、聴講1名、スタッフ 新城市権利擁護支援センター2名、当法人2名。総数24名で実施。
この2日間は、午前に1科目、午後に1科目+フィードバックで実施してきましたが、本日は少しイレギュラーな日程です。
本日の日程☟
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午前の1コマ目、10時から12時は、社会福祉士の纐纈 光幸さんに、「科目G対人援助の基本」として、成年後見制度の基礎となる復習も踏まえて、動向などのお話を伺いました。
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対人援助に必要な原理原則と合わせて、ご自身の体験をふまえながら、受講者も能動的に体験できるようペアトークを取り入れた講義をしていただきました。
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最後には、まとめとしての「施設での担当者会議のロールプレイ」。施設をでて一人暮らしをしたいご本人。それは難しいのではという姉、まとめる相談支援員に市民後見人。それぞれ役になりきって・・・・。さて、受容はできたでしょうか?意思決定支援は?とてもいい雰囲気でした。
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1時間の昼食をはさんで、午後の時間はこの2日間と少し違って、初めの1時間を、新城市権利擁護支援センター(新城市社会福祉協議会)の秋野美紀子さんに「科目H 日常生活自立支援事業」をご講義いただきました。
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日常生活自立支援事業の内容を成年後見制度との違いを含めて、大変わかりやすく説明していただきました。また、実際の事例から、どのように対応するといいのか?受講者さんと知恵を出しあいながら検討し、発表する時間もありました。
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本日最後の講義は、「科目I 社会保障関係(生活保護を中心に)」として、1時間10分という中途半端な時間となりましたが、一般社団法人ONE/相談支援事業所アイリスの代表理事で社会福祉士の柴田圭吾さんにご講義いただきました。
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生活保護行政に精通されておられるので、オフレコも含めて、市民後見人に最低限必要な、社会保障の内容や生活保護制度の仕組みや現状、動向と使い方について丁寧にお話をいただくことができました。


本日のフィードバックタイムは基礎研修のアンケートと諸連絡のみとなりました。9月からはいよいよ実務研修がスタートします。工藤も時々参加したいと思います。そうなんです。基礎研修はここまで。まずは3日間の受講お疲れさまでした。
posted by 代表理事 at 14:43| Comment(0) | 日記

2023年08月10日

令和5年度新城市市民後見人養成講座基礎研修A

令和5年8月5日(土)
基礎研修の2日目。
受講者19名(20名)、聴講1名、スタッフ 新城市権利擁護支援センター2名、当法人2名。総数24名で実施。スタッフは9時に集合しますが、手際よく準備。
9時30分を過ぎると、ソロソロと受講者が集まります。本日の予定です。
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さて、本日の講義は、午前中の2時間、「市民後見人と財産管理」をテーマに野田司法書士より講義を受けました。
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他人の財産を管理することの責任の重たさや、本人の「生活」を意識した財産の管理。本人の「意思決定」を支援しながらの財産管理。「財産管理」をする際にはさまざまな視点が必要。ご自身が専門職後見人等として関わっている具体的事例も取り上げていただきあっという間の2時間でした。

午後の2時間は「成年後見制度概論」をテーマに平野弁護士より講義を受けました。
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説明会、1日目、本日の午前中で、「成年後見制度」には触れていますが、改めて、今後の動向も踏まえながら、成年後見制度の根幹の部分をお話しいただきました。また、今までのご自身の、後見人等としての活動内容(終了したケース・支援中のケース)から、意思決定支援の難しさ、「悩みながら支援する」ことの大切さを伺うことができました。思わず「うんうん」とうなずいていました。質問の時間もあり、質疑のやり取りをみて、受講意欲が高いなぁと感心しました。

本日の研修の最後の科目はフィードバックタイム。「成年後見制度 基本と活動事例」と題して、当法人の理事であり、市民後見人として活躍されている、古川さんより実際の活動の様子をわかりやすく、具体的に熱くお話しいただきました。みなさんとても興味深く話を聴かれていました。
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posted by 代表理事 at 18:37| Comment(0) | 日記