2021年01月25日

市民後見人養成講座6日目

小雨の降る寒い一日となりましたが、手指消毒、マスク、ソーシャルディスタンスの感染症防止策を十分図り第6回目の市民後見人養成講座を開催しました。今回の講座のテーマは前回の「本人理解 高齢者福祉制度 認知症」に引き続き成年後見制度の対象となっている「知的障がい」「精神障がい」についての理解を深めることを目的とした講座となりました。
障がいのある被後見人のAさんを理解しようとするとき、まずは、Aさんのことを理解することがとても大切なんだと3人の講師のお話を聴いて感じました。Aさんの生活のしずらさ、暮らしづらさの原因に「知的障害」や「精神障害」があるのであれば、本日の講義の学びにあった、制度や支援の枠組み、チームの一員となりえる専門職や機関について更なる学びを深めたいと思いました。

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工藤は今回も、3階の事務所から講義を聴講しました。

本日の一コマ目は、本人理解(知的障がい者)「知的がいのあるかたとの関わり方」と「障害者総合支援法の特徴」と題して、たっぷり2時間半の講義を社会福祉法人新城福祉会 新城市基幹相談支援センターの渡辺竜夫センター長にしていただきました。
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知的障がいのある方の特徴とその方の暮らしを支える社会資源、本人主体と意思決定支援についてを前半に。後半は障害者総合支援法について、その成り立ちの経過とメインカルチャー、サブカルチャーとの関係。その時代時代の価値観も振り返ることができました。
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今の支援体制の状況と今後の状況も本人主体の視点にたった支援環境がますます整い「誰もがハッピーな社会の風景」を創っていいけるといいなと感じました。

2コマ目は、本人理解(精神障がい者)精神障がいのあるかたとの関わり方について、自助グループたんぽぽ会の廣田祥久会長より講義していただきました。
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ご自身の障がいの状況と社会生活との関係。生活しづらさや暮らしづらさが支援者との関係や環境の中にあること。やはり、ご本人からいただく言葉の重みを感じながら拝聴しました。支援機関同士がつながりあうこと。ネットワークを構築すること。本人との関係において傾聴することの重要性。
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成年後見制度を利用しはじめて生活が落ち着いたという事例紹介もしていただき、制度が必要な方には、しっかりとこの制度が届くことができるようにしていきたいと感じました。

3コマ目は、本人理解(精神障がい者)の制度理解として、精神保健福祉法について、社会福祉法人 やまなみ会 やすらぎの家の村澤三千代所長よりご講義いただきました。
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やすらぎの家は開設当時、大きな反対運動があったそうですが、愛知県内では2番目できた精神障がいのある方の支援事業所として「心の病のある人たちの保護者、関係者の力によって」開設された経緯などの紹介をされながら、精神保健福祉法が制定されるまでの経緯とその特徴について、2コマ目の廣田さんの講義内容の振り返りも含めて講義をいただきました。成年後見制度に関係するところとしては、医療保護入院の「保護者」から「家族等」に同意要件が変更になっていること。入院という支援と人権への配慮について考えさせられました。実際の同意書等の資料を映し出して見せてもいただきました。
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講義の後半には、事例紹介と合わせて「後見人だったらどのように対応するか?」とペアトークで検討する時間も用意くださり、精神障障がい者の方との関わりと制度の仕組みについて学習していくことはとても大切だと感じました。

最後の時間は、フィードバック・タイムDとして「意思決定支援について」ミニ演習をしながら、考えていただきました。時間が30分程度でしたので、どこかの時間で再度「意思決定」については学習したいと考えています。意思決定支援は「障害福祉サービス」、「認知症」、「人生の最終段階」、「身寄りのない人」「意思決定支援を踏まえた後見事務のガイドライン」の5つが公表されています。それぞれのガイドラインを読み解きながら、被後見人等の支援に活かしていきたいと思います。

posted by 事務局長 at 11:19| Comment(0) | 日記