講義はほぼ1日「民法」の湯船にどっぷりとつかっていただきました。午前中「民法の基礎知識T」として、総則、財産法について。午後より「民法の基礎知識U」として、家族法、相続、その他の講義でした。
講師は、当法人の副代表理事でもある齋藤尚弁護士にお願いしました。齋藤先生が使用なさっていた資料のレジュメと今回の講座で活用しているテキスト「公益社団法人 成年後見センター・リーガルサポート編 市民後見人養成講座 1 第3版」及びホワイトボードをフル活用して、時折、受講者に質問や確認を投げかけながらのとても丁寧な講座でした。

齋藤先生には9時30分から15時までと本当に長丁場な講義でしたが、講義終了後も熱心な受講者の質問に個別対応をしていただきました。
ちなみに、午前中の私は、1階の会場に置いた自分のPCをZOOM接続し事務所のPCと結んで講義を事務所(研修会場の3階)から聴いてみました。さすがにホワイトボードの文字を見ることは難しかったのですが齋藤先生の声はよく聞こえました。ZOOMについては、ミーティングや理事会を手前でいろいろ試行錯誤中、勉強中です。コロナの拡がりが進んでいますが、十分な感染防止の手配をしつつ、講座が途切れることなく運営できるようすすめていきたいと思います。

15時15分からは、フィードバックタイムCとして、私の進行で成年後見制度の理解を深めることを目的に「成年後見制度の利用を始めましたA」のグループワークを行いました。今回まで、権利擁護支援の入口として、ご本人がどんなことに困っているのか?を見極めて、「支え合いで解決できそうなこと。」、「支え合いだけでは解決ができないこと。」と「解決するとしたら、どのような手立てが必要なのか?」をグループワークで検討してきました。

同じグループメンバーで3回目のグループワークとなり、今回は、いよいよ成年後見人が就任したということで、自分がその成年後見人さんだったら、ご本人にどのような支援ができるか(身上保護・財産管理)について検討してもらいました。どのグループも顔見知りになりつつあり、とてもいい雰囲気でした。
次回のこのフィードバックタイムには当法人で実際に活動いただいている市民後見人の方の活動発表と質疑応答を企画しています。